EPoX EP-8RDA+ コンデンサ交換


今回は友人の隊長氏からコンデンサ交換のご報告を頂戴致しましたのでご紹介します。
※以下コメントは隊長氏




メインマシーンのMBなので逝ってしまった時の事を考え、EP-8RDAをオークションにて購入
EP-8RDA(落札品)もコンデンサーが腫れているのは分かってましたが、急場しのぎと思い・・・



メインのEP-8RDA+をVistaインストール時にBIOSを飛ばしてしまった為、EP-8RDAが届いて10分後には作動チェック!
BIOSが立ち上がった時点で即入れ替えです。でVistaをインストール



BIOSチップをマザーから外し、これ又オークションサイトで復旧を手掛ける業者に依頼!
管理人さんも過去に使用されたと言う事で安心して発送
交換前に多数のコンデンサー交換関連のサイトでお勉強!

1.国産は信用が有る

◎日本ケミコン株式会社
一般家電はもちろん、高級オーディオ機器から業務用機器にも多く使われて
性能・信頼性の高さで定評があります。

◎ニチコン株式会社
一般家電によく使われオーディオ用も豊富です。

◎エルナー株式会社
一般家電によく使われオーディオ用のラインアップも豊富で、音質的に高い評価されております。

◎三洋電子部品株式会社
信頼性は高く、OSコンやほかの低インピーダンス品で、主にマザーボードなどで使用されているそうです。

◎ルビコン株式会社
一般家電によく使われます

◎マルコン電子株式会社
一般家電によく使われます。

2.外国産は・・・類似品も・・

D-paston
Yeong Long Electronic Co Ltd
LUXON Electoronics / BIOSTER,ECS,GIGABYTE,MSI,SOLTEK
TEAPO / EPoX
Lelon / AOpen,MSI
Taiwan Capacitor Ltd [TAICON]
Rulycon
Well Jieh Electronic [JEE]
Luminous Town Electric [Ltec]
OSTOR / ECS
GSC / Albatron,GIGABYTE,SOLTEK,EPoX
JACKCON / ABIT
CHOYO / GIGABYTE

類似品は、本体の色が微妙に違う、文字プリントの粒子が粗い、フォントが違う等ありますのでご注意下さい。又、『マザーボードでよく見かける海外メーカ品としては、OSTOR、GSC、JACKCONなどがありますがこれらが搭載されたマザーボードの購入は避けるべきです』とHPで見かけましたがある時期に出回った電解液の品質が悪かった為、多数起きたとも思われます。コンデンサーは生ものですから、OCや熱で傷んでも仕方有りません。



MBの説明書をスキャンプリントしまして、交換必要なコンデンサーの容量、数、極の向き、メーカーを記入します。





安全弁が今にも開きそうで・・・噴いたら安全も何も有りませんが、画像1に有る腫れ上がったGSC製2200μF10Vでは無く、TEAPOでしたので問題無さそうでしたが国産に交換します。画像2の下部に1つTEAPO製1500μF6.3Vがいましたが、GSCと比べ高さが3分の2と低く、メモリーレバーの邪魔にならない為に使用されたのか?

秋葉原に行って・・・と思いましたが、交通費や手間、別品の衝動買いを避ける為、ネットで購入日本ケミコン製をと思いましたが、通販では必要な品番や数が合わなく、結局オークションに出品している業者で購入。三洋電子の製品でしたが、商品説明が丁寧で1個当たりの単価も秋葉原で店頭販売しているより安いと思います。

三洋電子(SANYO)製コンデンサーの中でランクがあるそうで、
(参考/1000μF6.3V:1個単価)
マザーボード用高周波超低ESR電解コンデンサ/最上位WG \48
マザーボード用高周波超低インピーダンス電解コンデンサ/上位WX \43
高周波低インピーダンス電源バイパスコンデンサ/ CAシリーズ \28



どうせ注文するならと、8RDAのも交換してしまいます。しかし全部という訳には行かず・・・
最上位WGで注文をWG6.3V1000μF/1個48円、10個から43円とお得!
注文数:
WG6.3V1000μF/15個=645円
WG6.3V1500μF/低背10Φ/5個=300円
WG10V2200μF/8個=672円

【ご注意●1500μF/1800μFは細身と低背の2種類が有ります】
【Φ表示またはWGL(細身=8Φ)/WGV(低背=10Φ)の表記を注文時に必ずご指定下さい】
上記の様な事も有りますので良く確認する事をお勧め致します。手数料・送料など込みで¥1900切っての出費でした。

 待ちに待ったコンデンサー到着



 丁寧に梱包されていました。



 交換に必要な道具を用意します。



 コテの先端はヤスリをかけ綺麗にします。
 最近は特殊なコートがされているそうです。



半田コテ:私のはウン十年前の30Wで少々不安でしたが・・・お勧めはターボ付きです。

半田吸い取り器:こちらもウン十年前の物ですが使用に耐えます。100円ショップに有るらしい。
           コンデンサー交換サイトなどで(半田吸い取り線)などでも良いのでしょうが、
           スルホール(コンデンサーの足が通る穴)が半田で埋まってしまった場合大変です。

半田:何も考えずに自宅の物を使ってしまいましたが、1.6mmは太すぎました。
    サイズは多数有ります。
    Φ0.3mm、0.5mm、0.6mm、0.8mm、1.0mm、1.2mm、1.6mm
    ちなみに細いものほど高価になります

ニッパー:刃先が鋭利な物ほど良いと思います。

参考リンク:半田吸い取り器半田吸い取り線



電解コンデンサの足の部分を基板の裏からハンダゴテで暖めつつ
表の電解コンデンサを左右交互に傾けていくと少しずつ抜けていきます。







スルホールが埋まってしまった場合、無理にこじったりしますとクリンチ加工の基板実装等はそのまま引っ張りますとスルホール内部(穴の内面に内層回路につながった信号線)を引きちぎりMBは再起不能となります。ですので半田で埋まってしまった側にコテを当て、反対側より吸い取り器を使用します。

 外した状態を並べてみました。
 (自己満)



 CPU周りの6.3V3300μF 6本は三洋電子製で
 肉眼にて異常が見られなかった為交換しません。



 取り付けに間違いが生じない様
 並べてみました。



 先ず極性を間違えない様に差込み・・・



 足を開き固定し・・・



 半田付け・・・汚い・・・w



 この程度の半田残りは、コンデンサーの
 足さえ通れば問題有りません。





どんどん作業します。

 半田の先がこの様に成ってしまうと、
 ヤニも抜けまともに付きません。
 ニッパーでカット



 余計な足を切り落とし、完成!





BIOSの書き換えも(最終BIOS)終わって届いております。郵送時の切手代を含んでも\1510でした。安価!



コンデンサーを外したり吸い取り器を使用したりで半田カスが生じます。こんな物がBIOSチップの下敷きになったり、
LSIの足でショートしたりされては問題ですので丁寧にエアーを吹きます。

 良く確認してチップを載せます。



 最低構成にて電源ON!
 スピーカーから音も無く、Delキーをたたくと



 オンボードデバックカードに6bの表示が・・・
 慌ててマニュアルを見るもこんなコードは無い



 再度電源ON、今度は7Fの表示・・・
 これもマニュアルにはコードは無い



 無視してBIOSを設定後、FFの表示・・・
 何の問題も無かったみたいです。





8RDA+は箱に戻ってもらいまして、急場をしのいだ8RDAも一気に交換します。



8RDAも8RDA+と同様、CPU周りの6.3V3300μF 6本は三洋電子製ですので問題有りません。
しかし(GSC製2200μF10V)は良く腫れ上がってます。じんわり液漏れも・・・



8RDAは8RDA+よりTEAPO製を多数使用しており問題無さそうです。品質は言うまでもなく・・・ですが。

 こいつに至っては嫌な傾きをしています。



 国産品で並べてあげました。



 半田の手際が良く成りました。



 無事交換終了!
 予備にしようか、売却しようか・・・



 どちらも良く三洋電子製に似ております。
 両マザーともGSCのみ問題が有りました。





画像3での傾きの原因は、スリーブが後退し封口ゴムが飛び出てます。安全弁が意味をなしておりません。
海外の粗悪コンデンサーは頭だけで判断してしまうときけんですね。
幸い、両マザーとも基板上に液が付着してしまう程では有りませんでした。

 しかしこのゴミはどう処理して良いのか・・・

以上お疲れ様でした。私のような素人には大変参考になります。ご報告ありがとうございました。
驚いたのは今回M/Bのコンデンサ交換は
初めてだったそうです。器用な方は初めてでもここまで出来るのですね。
私も機会があれば挑戦してみたいと思いますが、私の場合コンデンサ膨らむ前に売ってしまいますからねぇ...(笑)
[2007/2/19]

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送