IBM Aptiva コンデンサ交換
先日中学時代の連れから電話があり、パソコンがぶっ壊れたので直してほしいとの事。
その連れは、会社では使っても自宅ではそれ程パソコンを使わない奴なので、どうせ持ってこねぇだろう...
等と思っていましたら、ほんとに持ち込んできました。(会社を辞めたので、履歴書のデータが必要らしい)
早速電源を入れて...と思いましたが、とりあえず先に中を確認してみました。
あちゃ〜、コンデンサが液漏れしてるではありませんか〜。早速HDDをUSBtoIDEに繋ぎ、
ウィルスの可能性もあるので、使って無いThinkPad X20に繋いでオンラインスキャンをかけました。
出るわ出るわで駆除も完了。履歴書&職務経歴書をプリントアウトし、次の日渡しました。
という訳で、前からやってみたかったのですが、初めてのコンデンサ交換にチャレンジします。
前回の隊長の報告や他のサイトを見つつ作業をしていきます。
IBM Aptiva
2255-16J
VIA KL133/VT8231
Duron850MHz/SDRAM
AGP無しって感じです
コンデンサ不良のジャンクが、
ヤフオクに多数出ているようです
パッと見、1本だけ液漏れ
他は特に問題無いように見える
恐らく他の3本も寿命でしょう
交換した方が良さそうです
何処のOEMなのか?
IBMだからMSIっぽいが、
MS-xxxxが見当たらない
よく見ると、Pro290とある
USIって?
3,4年前に買っておいた物
ハンダは1.2と0.6mm
左:KS-100R/59w
右:KS-20R/23w
試しに両方使ってみましたが、
こちらの23wでは取り外しに少々非力
こちらは59wで十分ですが、
こて先が太く使い辛い
こて先を23wの物に交換出来れば
いいのですが、太さが違う
ヤスリで先端を削りました。
ニッパーで出っ張っている足をカット
こてをあて、左右徐々に抜く
汚い
後ですっぽんを使って除去しよう
右は追いハンダしたところ
これで良し
赤:YEC/1500μF/6.3v/10mm
(左の1本は背低)
黄:TEAPO/1500μF/6.3v/10mm低
紫:YEC/1000μF/6.3v/8mm
ピンク:空きパターン
今回交換するのは赤の5本
用意したコンデンサは
SANYO/WG/1500μF/6.3v/8mm
とりあえず液漏れだけ交換
極性を確かめながら(手前が−)
駄目だこりゃ!w
とりあえず起動確認だけしようと
したら爆発してしまいました(汗)
BIOS起動後約3秒でアボーン
かなり危険です、メガネ必須
もの凄い音とともに左にあるカバー
がロケットのように天井へぶつかり、
手前はシューと液漏れ
5本(SANYOも)とも外しました
最初からやれば良かった
外すのは簡単だと思います
まさかカバーが取れるとは...
長い方が+
先程よりはマシですが、
アップの画像はお見せできる
レベルでは無い
本当は10mmが良かったな
少々隙間が...
いつもより離れて電源ON(笑)
無事起動(^-^)
いやぁ〜思わぬアクシデントに見舞われ、ビビりまくりの初コンデンサ交換となりました。
ハンダ付けというのは難しいですね。まぁ慣れなんでしょうが...やって思ったのは、
・1.2mmのハンダでは太すぎる(今回は0.6mmを使用)
・ハンダ吸い取り線はマザーボードには不向き(私の場合は全く吸い取れなかった)
・スッポンは直ぐに慣れた(これが無いと無理)
・ハンダの先が丸まってニッパーで切る作業が面倒(達人は丸くならないのかな?)
・30w未満のこてでは作業困難か?先が尖っていた方がやり易い
これから作業する方へ、くれぐれも事故の無いように注意して下さい。破裂や液漏れに注意です。
[2007/12/30]
[追記]
MEからWin2k,XPにアップグレードして、ドライバで苦労されている方がいらっしゃるようですので。
VIA
Arena - Drivers Section
[Windows2000の場合]
4
in 1 driver
S3
ProSavage integrated graphics (PL133/T, KL133/A & KM133/A series)
VIA
AC97 codec incorporated into VT8231 South Bridge (VIA Vinyl Audio)
Conexant HCF
V90 56K PCI Modem driver (”Modem Driver Assistance”→”Agree”Release2004年の方)
デバイスマネージャー上に標準ゲームポートが二つ表示される問題
オーディオドライバーを別途インストールしても改善しない可能性大(試しているのがWin2kだからかも)
|